神戸市では、大地震・津波・大火災・風水害などが発生した場合に、災害情報や避難情報などを早期に多数の方へ、一斉に情報提供する手段として、防災行政無線の整備を行っています。
この防災行政無線には、屋外スピーカー型と屋内ラジオ型があり、屋外スピーカーは、広域避難場所、海岸部(津波対策)、人が多く集まる駅前広場などに設置しています。
また、機器の動作確認のため、毎月17日の17時に、防災啓発文を一斉に放送するテスト放送を行っています。このテスト放送では、近隣の方への配慮としてスピーカーからの音量を絞っていますが、緊急時には最大音量で放送します。この時のスピーカー音の到達範囲は最大で半径約300m程度になります。
ただし、音声はスピーカーからの距離、周囲の建物状況や騒音、気象条件などの状況によってかなり聞こえ方が違ったり、最近では建物の機密性の向上等により、室内では聞こえにくいなど、限界があります。
そのため、補完的に屋内ラジオ型を地域の避難所、地域福祉センター、防災福祉コミュニティの役員の方々にお渡ししており、防災福祉コミュニティでは、連絡網により情報共有していただいています。
また、防災行政無線で放送した内容は市ホームページ上でも公開しています。
また、緊急時には、避難情報などを「緊急速報メール」で送信します。
緊急速報メールは、登録していなくても携帯電話に一斉に情報を発信するものです。一部の機種では受信できませんので、ご不明なときは契約をされている各携帯電話会社にお問い合わせください。
その他にも、メール配信サービスやアプリのプッシュ通知による緊急情報の提供を行っておりますので、「ひょうご防災ネット」のメールサービスやアプリ、「Yahoo!防災速報」アプリをご利用ください。
上記の方法に加えて、テレビやラジオ、インターネットなどを複合的にご利用のうえ、災害情報の収集に努めてください。