一般に巣を離れ単独で行動しているハチは、手で振り払ったり、刺激したりしなければ、ハチから襲ってくることはありません。慌てず、騒がず、遠くへ飛び去って行くのを待つか、静かに離れるようにしましょう。
ハチは夏から秋(特に7月から9月)にかけて活動が活発になりますので、下記の点にご注意ください。
・巣を見つけたら、近づかないようにしましょう・巣に石を投げつけたり、棒で突いたりしてはいけません・巣のある幹や木を叩いたり、ゆすったりしてはいけません・巣の下や近くで騒がないようにしましょう・ジュースの空き缶を放置しないようにしましょう(ハチは甘い匂いに寄ってきます)・山に入るときは帽子を着用し、できるだけ白い服装にしましょう
【ハチの種類による特徴】
・スズメバチ
まずはできるだけ近づかず、騒がず巣を刺激しないようにします。冬になりハチが出入りしなくなるまで、十分に注意しましょう。
営巣場所にもよりますが、生活に支障があれば駆除をするという選択肢もあります。
※スズメバチの巣は1年限りで中は空になり、残った巣が翌年に利用されることはありません。
・アシナガバチ
アシナガバチは、基本的におとなしいハチであり、巣を刺激しなければ人を攻撃することはありません。まずはできるだけ近づかず、騒がず巣を刺激しないようにします。冬になりハチが出入りしなくなるまで、十分に注意しましょう。
営巣場所にもよりますが、そっと見守っていただくことも一つの方法ですし、生活に支障があれば駆除をするという選択肢もあります。
※アシナガバチの巣は1年限りで中は空になり、残った巣が翌年に利用されることはありません。
・ミツバチ
ミツバチは非常におとなしいハチですが、玄関や軒下など、日常生活に支障のある場所に群がったり、天井裏に巣をつくった場合は、十分に注意しましょう。家の中に巣が出来てしまうと、ミツバチは何年も同じ巣で生活するため、巣が大型化したり、巣にためられた蜂蜜が天井や壁に染み込んだりすることがあることにも注意が必要です。
【駆除】
蜂の巣(ハチの巣)については、その場所の所有者・管理者が対処すべきものとなります。
神戸市では所有者がある場所のハチの巣の駆除は行いません。
【関連リンク】
ハチと上手に付き合おう